【今日の日経記事】円の実力低下〜物価上昇に耐えられるか〜
円の総合的な実力が50年ぶりの低水準に迫ってきた。国際決済銀行(BIS)が20日発表した2021年12月の実質実効為替レート(10年=100)は68.07と1972年の水準に近づいた。日銀は円安は経済成長率を押し上げると主張するが、同レートの低下は物価低迷と名目上の円安が相まって円の対外的な購買力が下がっていることを示す。
我々生活者の負担は増すばかり。
実質実効為替レートはさまざまな国の通貨の価値を計算し、物価変動も考慮して調整した数値。高いほど海外製品を割安に購入できることを示す。
円の実質実効レートは95年の150台が最高で、当時から50%強、低下した。
21年7月時点でマクドナルドのビッグマックは日本では390円で米国では5.65ドル(約650円)。
円相場が1ドル=70円まで上昇しないと価格差を埋められない。円相場はむしろ円安に振れているため、国内の7割増しの価格を払わないと米国で同じ商品を買えないという購買力の低下につながっている。
日銀の輸入物価指数によると牛肉は10年前に比べ2.4倍に急騰。小麦は66%上昇するなど身近な商品の輸入物価上昇が目立つ。
食料自給率が30%未満でエネルギー自給率は10%以下の日本では輸入に頼って経済は回っています。
つまり円の方が海外から見て下がれば輸入品の値段は高騰。国内の物価は上がります。
しかも日本は残念ながら賃金は上がらない。
本当に危機的状況。。。
もはや資産運用するだけでは足りないのかも。
そんな気持ちにさせられる記事でした💦
運用はしていて当たり前。早くその考えが浸透すると良いですね!