為替は円高になるか?に対してVIX指数と為替の関係から答える。
お客様の中に外貨を買いたいから年内に円高になると思う??という質問を受けました。
それに対してわたしなりの考えを整理してみました。
【わたしなりの考え】
【為替を考える上で参考になるVIX指数も落ち着いているし来年にかけてますますアメリカとの金利差は広がる予想。株式市場も落ち着いているため年内は円安に向かう傾向と見ています。しかしながらマーケットは何が起きるかわからないため引き続き注視していきます】私ならこう返すかな~なんて未熟ながら考えております。
わたしも円高に動けば外貨買いたいので為替は見ていますが112円〜114円をチョロチョロしていて全く円高になる気配なしです。。涙
過去の記事で金利差による為替変動に関する記事は書いたので今回は違う観点
VIX指数と為替の関連について記事にしてみました★
絶対の相関性ではないですが意外と面白いです!
前記事でも書いてるように為替は需要と供給のバランスでシーソーのように上げ下げします。
人気があれば買われるし人気がなくなれば売られる。
特にアメリカと日本の為替についてよくいわれるのは
①2国の金利差が広がれば(アメリカ金利上昇日本マイナス金利のまま)円が売られてドルが買われる
②金融緩和政策で通貨を世の中にばら撒くと(日本異次元緩和)円が溢れて価値が下がる
③戦争などの地政学リスクやマーケットが荒れると安全通貨の円が買われてドルが売られる。
この辺りはよく聞きますね。
今回わたしがご紹介したいのは
VIX指数から考える為替の動きです!
もうご存知の方いたら飛ばしちゃってください笑笑
VIX指数聞いたことある方もいるかもしれません
VIX指数とは?
Volatility Index(ボラティリティ・インデックス)」の略語です。
米国株を対象とした指数で、投資家が株価の先行きにどれほどの振れ幅を見込んでいるかを示す「株価変動率指数」になります。
簡単に言うと投資家が【やばいそろそろ株危ないかも?!】とヒヤヒヤしてる局面の時にVIX指数は上昇するため別名【恐怖指数】と言われています。
株って常に上がったり下がったりでどこを基準に考えれば良いか難しくないですか?
このVIX指数にはある程度の目安があるのでこの指数に注目するだけでも為替や株の動きを読みやすくなると思っています!
★VIX指数の目安★
30以上になるとだいぶヒヤッと局面が来てるって感覚ですね。
じゃあ本題!
VIX指数と為替の関係はどうか?チャートからもみてみましょう!
まずは2008年からのVIX指数チャート
赤マルのところが急激に指数が上昇してるところです(VIX指数が大きい局面)
一方で為替チャート
一応同じところ赤マルつけてみました。
数字の幅が違うので分かりづらいかもしれないですがVIX指数が上昇するとそれに合わせて為替が下落傾向にあることがわかります。
細かく見ると
日付 VIX指数 為替
2008年11月7日 73 97円
2010年5月17日 37.2 92円
2011年8月8日 40 78円
2015年8月24日 31.85 124円
チャイナショック
2018年2月5日 31.51 109円
アメリカ景気悪化懸念
2018年12月24日 31 111円
米中貿易摩擦
2020年3月16日 74.62 105円
コロナショック
2020年10月25日 36.34 104円
米大統領選挙兼コロナ長期化
いろんな事件がありましたね。。。
ここからわかるようにVIX指数が上がるとマーケット的にはリスクを回避する局面が多く為替はドルが売られる展開になるようです。中には2015年チャイナショック時のVIX指数上昇は相場的にはヒヤッとでしたが事の発端は中国だったからか貿易のやり取りが多い日本などの通貨のほうが売られる展開になっていますね。事件によりけりという所もありますね。
じゃあ最近は?というと
11月11日時点でVIX指数は18.73くらい。
一ヶ月前と比べると少し上がっていますがそんなに悲観的になってない様子。
これでは為替も円高に触れるのはまだ先そう。。。。です。。😂
ただこの指数は毎日動いてて結構急に変わることもあるんで引き続き注視したいなと思っております❣️
異常がVIX指数と為替の見通しに関するお話でした!♪
ばいばい👋