ミレニアル世代のマネープランブログ

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塩漬けユーロを動かすなら今?

最近ユーロ為替が動いています。

長いことユーロを放置している方そろそろ動き出すのどうですか?

ユーロとは欧州連合EU)27国のうち19国で公式に導入されている通貨です。

欧州連合はヨーロッパを中心に27国が加盟する経済同盟であり人口約4億4700万人と米ドルに次いで取引が多い基軸通貨の一つです。

銀行でも米ドルに次いで個人外貨預金の預かり残高が多い通貨といえます。

投資初心者がいきなりユーロを投資をするのはあまり聞きませんが

海外赴任をしていた方が給与をユーロで受け取り日本に送金しているかたはいますね。

皆さん日本に戻られて外貨口座にあるユーロはどうしたものかなと放置されている傾向があります。

なぜか。

それはヨーロッパも日本と同じで金利通貨だからです。

米ドルや新興国通貨のように金利が高ければドル建ての保険・債券・投資信託に切り替えることができるのですがユーロ建ての保険・債券・投資信託って正直銀行や証券会社では商品がほとんどないんですよね。💦😿

だからみなさん口をそろえて言うのが

「為替が円安になったら円にもどす。」

でもEUはイギリスのEU離脱やコロナ感染拡大で大きなダメージを受けている経済圏のためなかなかユーロが強くなってくれなかったのです。

そんななか先日ついに1ユーロ=130円を突破しました!

 

理由は以下です。

①予想を上回る物価上昇率からに経済再開期待

②上記に伴う金利の上昇で米ドルとの金利差縮小期待

 

欧州連合EU)各国の首脳が7月に総額7,500億ユーロに上る「欧州復興基金」の創設で合意したことが景況感改善を後押ししたとみられます。EUが新型コロナの感染拡大による欧州経済の下支えに積極的に取り組んでいることで、市場ではユーロ圏の景気が米国よりも堅調に回復するとの期待が広がりました。(日経新聞より)

 

経済再開による予想上回る物価の上昇とEUによる巨大な金額の金融政策の下支えが米国よりも早く立ち直るんじゃないんかと期待されて、資金がユーロに流れたためと考えられています。

 

下図は直近2年と5年のユーロ為替相場の推移です。(ヤフーファイナンスより)


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御覧のとおり2年間でみると上昇・5年でみると最高値に近づいています。

正直今後135円とかまで行くかは不明です。

ユーロの経済圏は大きいけど一つ一つの国のGDPは日本よりも小さいし中国やアメリカには勝てません。また金利上昇といっても債務残高は膨らんでいるし急に大きく上昇することはどうなのかなと。

ただ結構長くユーロ持っていてそこまで損をしていないなら円にもどす一つのタイミングじゃないかなと思います。

ただ戻した後が重要ですね。円のまま置いておくじゃなくて新しい投資先を見つけることを私なら提案します。

どんな投資先がよいかは投資期間や値動きの大きさによって人それぞれです。

もし外貨預金に放置されている塩漬けユーロがあればぜひ相談してみる一つのタイミングかもしれないですよ!

それではばいばい👋