ミレニアル世代のマネープランブログ

現役金融会社員 マネープランに関する記事をお届けします

【今日の日経新聞】安全資産の円買いはどこへ?

今日は日経新聞より為替に関する記事をお伝えしたいと思います。

リスクオフの円買い外国為替市場で定着してきたそんな現象が消えつつある。

かつては地政学リスクが高まると円は対ドルでも大きく上昇し、運用リスクを避けようとした投資家のマネーが円に集まる「リスクオフの円買い」が起きることが一般的だった。その常識が変わりつつある。

 

日本円の安全通貨としての地位を高めてきた一因が、強い製造業を背景とした経常収支や貿易収支の黒字だ。

地政学リスクの高まりなどリスクオフ局面で金融市場の取引が低調になっても、貿易黒字が円相場を自動的に押し上げるという発想が浮かびやすい」

近年は製造業の国外流出や東日本震災後の化石燃料の輸入増などを受けて貿易黒字は縮小し、赤字になる月も目立つ。

財務省が8日発表した1月の国際収支状況(速報)によると、経常収支は1兆1887億円の赤字と赤字額は比較可能な1985年以降で2番目に大きい赤字。

またゼロ金利政策で利息もつかない。

 

国内外の物価変動の違いを調整した円の実力(実質実効為替レート)は既に約50年ぶりの低水準にある。

これからのことから以前はリスク回避の円買いと言われていた縮図も変わり円が変わらなくなってしまった

 

【まとめ】

リスク回避の円買いが起きなくなってある。円の資産価値が下がっているため改めて外貨保有の意義が問われている

理由は

①日本の貿易赤字の拡大 戦後2番目

ゼロ金利政策により円の魅力が薄れている

③円の実力実行為替レートも約50年ぶりの低水準

これから円の資産価値はどうなっていくのか。