ミレニアル世代のマネープランブログ

現役金融会社員 マネープランに関する記事をお届けします

投資先に中国ってあり?!①

最近お客様から中国元を買いたい・中国の投資ってどうですかね?

という相談が多いのです。

相談をいただくお客様はニュースや新聞で経済動向をよく見ているお客様・アクセル踏んだ運用に全く抵抗感のないお客様です。中国の投資リスクは新興国と同じ位置です(インドやブラジル等)

お客様によってお財布事情・リスク許容は異なります。万人には当てはまりません。

 

とは言いながらも・・・

中国といえば今や米国に匹敵するレベルの成長を遂げており米中はバチバチの火花を散らしています。中国政府による「中国製造2025」や「一帯一路政策」それに対するアメリカ政府の思惑。。

気になりますね。

 

特にIT系の技術革新は二大勢力といえます。

そこで中国VSアメリカについてAI 5G EV  IT・・・各分野においてどちらが優位なのかまとめた面白いレポートを発見しましたのでこの記事でお伝えします。

 

 ソース画像を表示次世代通信技術

5G技術・通信基地は中国優勢

技術インフラで先行する中国であるも半導体が外部調達のため半導体供給網の確立が課題

 

米国

中国

5Gの普及状況

限定的 5Gスマホ17百万台

5Gスマホ192百万台(スマホ販売約60%が5G)

主要なハンドセットメーカー

1位サムスン 他LG。モトローラ

1位ファーウェイ シャオミ

ビボ ZTE

主要な通信機器メーカー

ノキアエリクソン

ファーウェイ、ZTE,エリクソン

主要な半導体メーカー

クアルコム Xilinx

ファーウェイ(製造は子会社)

 

ソース画像を表示EV 電気自動車

テスラVS中国勢

現時点では中国優勢

中国政府はEV車を中心とした自動車産業育成のため補助金政策や税優遇など後ろ盾している。

2020年現在世界の国別保有台数シェアは中国55%アメリカ15%になっている。アメリカはテスラ一強だが中国は10社ランクイン)

EV販売台数ランキング

1位

テスラ(米国)

368千台

2位

比亜迪(BYD)(中国)

230千台

3位

北京汽車(BAIC)(中国)

160千台

4位

上海汽車集団(SAIC)(中国)

138千台

5位

BMW(ドイツ)

129千台

6位

フォルクスワーゲン(ドイツ)

84千台

7位

日産(日本)

81千台

 

 

 

 

ソース画像を表示自動運転

米中で強烈な開発競争。甲乙つけがたい

米国のウェイモVS中国百度の(バイドゥ

開発に欠かせないテスト走行が各地で行われている


 

ソース画像を表示人工知能

米国優勢だが基礎研究は甲乙つけれず

顔認証やAIシステム開発は中国優勢だがデジタル化・クラウド化・センサー化においては遅れをとっている

また中国では安全保障上の理由で規制がかけられる分野もあり足枷になる可能性も。

 

 

米国

中国

特徴

開発は企業中心

政府が推進実行は企業

企業・大学

グーグル・マイクロソフト・アマゾン

スタンフォード大学マサチューセッツ工科大学

テンセント・百度・ファーウェイ・アリババ

強み

大学や企業が海外からの人材を含めて優秀な人材を集めている。「AI分野で影響力を持つ世界の研究者ランキング」で2000人うち1128人が米国

国家の後ろ盾有り

人々の行動監視や医療データのアクセスが容易

弱み

個人に関するデータは自由に扱えない

安全保障上の理由で地形や天気図の情報利用には制約

 

参考資料

三井住友DSアセットマネジメント「ニューノーマル時代の覇権争いの行方は!?」202009

 

 私自身があまり新興国への投資が好きではないのでご案内する機会が少なかったのですが改めて見るとおもしろい国ですよね笑

因みに私は3年くらい前から三井住友DSアセットマネジメントのニューチャイナファンドを毎月10000円ずつ積み立てております。(新興国投資好きじゃないと言ってたのに笑)

 また、中国のGDP成長率見通し(IMFによると)

2021年予測8.9%  2022年5.5%(世界経済は2021年5.9% 2022年4.6%

 アメリカ 6.0%   4.8% 日本  2.7%  2.9%)

 世界平均以上の経済成長予測となっています。

 ここまでくると中国おもしろい!期待できそう!

次の記事では中国への投資リスクについてお伝えします

 

続く