ミレニアル世代のマネープランブログ

現役金融会社員 マネープランに関する記事をお届けします

資産運用は余裕資金で行う事を忘れている人が多い

 

最近私が仕事で感じていること。それは

「投資への流れは世の中で急速に加速しているけれど

資産運用は余裕資金で行うものだという意識はどれだけ浸透しているのかな」

 

巣篭もりや給与減額の中で新しい資産形成として個人投資家の人数は一気に増えました。

預金から投資の流れ・それを後押しするかのような各証券会社の手数料優遇キャンペーン。。。

 

これは日本人にとってよい流れだと思うのです。でも一方で投資は余裕資金で行うものであって賭け事ではないということを理解せずに運用している方も多くいます。(何かあったらすぐに手放せる資金だと思って運用している人が多い)

この考え方はすごく危険。

 

例①積立NISA8万円積み立てた人が入用でわずか8か月で解約。

→資産形成の意味がない。本当に余裕資金で始めましたか?

 

例②「今生活費が足りないから少し運用しようと思うんですが何がよさそうですか?」

→????その質問の意味がです。

お金が足りないならまずは生活費を見直して節約しましょう。これが答えです。

たまたま今の相場が良くて利益確定で解約できるからよいもののそんな事を頻繁に繰り返していたら,もし相場が下落したとき損切りせざるを得ません。

またどんなに販売手数料がないファンドでも信託報酬は引かれています。

投資をする際に今一度,このお金は無くなっても良い・固めても良いお金なのか考えて投資した方が良いと思うのです。

しかも積立NISA。頻繁に売り買いするタイプの仕組みではありません。

あくまで中長期的に資産形成をするものです。残高を残しておかないと大きな利益は出ません。そもそもNISAは利益に対する税金を非課税にする制度です。

より大きな利益が出たほうがかかる税金も大きくなります。それを非課税にするって言

 ってるのに頻繁に売買したら意味もないです。勿体ない!

最近株が上がってるからつい利益確定させたくなる気持ちわかります。

でも前の記事でもお伝えしたように長い年月をかけてこそ投資の真のあるべき姿かなと感じます。

 

 

morichima.hatenablog.com

 

 

「預金から投資の流れ」この動きがでているなら投資はあくまで余剰金で中長期で運用させるものだということをもっと前面に推し出してほしいですね。そうでないと相場が下落したときに損切りをせざるを得ない悲惨な投資家が沢山出てしまうと思います。

そして投資は悪だ投資はマイナスになるものだという批判が生まれてしまうと思います。

相場は下げても戻ります。でも戻す前に投資を解約して逃げてしまうと一生損を取り戻せません。だから何年後に何に使う資金で投資をするのはおすすめできないです。

今回コロナ禍で投資を始めた人も多いと思います。

周りがやってて利益出てるから自分も始めよう!という方もいると思います。

始める前に今一度余裕資金での運用なのか考えてから始めることをお勧めします。

投資信託金融商品)がリスクなのではなく

投資する人の知識・意識がないことがリスクだと思います。

金融商品も①何年くらいおける資金なのか(5年?10年?それ以上?)②値動きの幅=リスク)はどれくらい許容できるのか によって選ぶ商品は変わるともいます。

自分に合った投資商品を見つけることが大事だなと改めて思います。

 

みんなが正しい理解で資産運用できるようになれば良いなと私も日々勉強です。

一緒に頑張りましょう!